日生不動産販売マンションライブラリ

記事紹介2020年07月30日

全国的に停滞傾向。東京カンテイ、2020年6月度「中古マンション価格天気図」発表

■価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」

株式会社東京カンテイは、2020年7月28日、2020年6月度の『中古マンション価格天気図』を発表した。

この「天気図」は、全国の中古マンション(ファミリータイプ)の流通事例価格を毎月集計し、その価格変動を天気マークで表示したもの。価格の上昇傾向は「晴」、下落傾向は「雨」といった形で、表示が行われている。


■「曇」は13地域から15地域へと増加

2020年6月度の『中古マンション価格天気図』では、「晴」が8地域から9地域へと増加し、「雨」は5地域から4地域へと減少した。「小雨」は8地域から7地域に、「薄日」は13地域から12地域に、それぞれ減少。「曇」は13地域から15地域へと増加し、今回最多をマークしている。

同天気図において、天候が改善した地域数は6地域から13地域へと増加した。また、横ばいも21地域から25地域へと増加。一方、悪化は20地域から9地域に減少しており、前月比価格が下落した地域数も27地域から19地域に減少している。


■コロナ禍により購入者のマインドが低下

2020年6月度の結果について東京カンテイは、全国的に価格の停滞傾向が見られ、価格・天気の双方で変化に乏しいと考察。北関東では茨城県・栃木県・群馬県が価格の下落と天候が悪化を示したものの、全国的には売事例数の増加傾向が続き、多くの地域が増加を示した点を指摘している。

こうした動きについて同社は、コロナ禍により購入者のマインドが低下し、様子見の状況となったためと分析している。

(不動産投資ニュースより引用)