記事紹介2020年12月01日
(株)東京カンテイは11月30日、2020年10月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
それによると、10月は「晴」が17から14地域に、「雨」は4から3地域に減少。「曇」は13地域で横ばい。「小雨」は7から5地域に減少、「薄日」は6から12地域に倍増した。47都道府県のうち、前月比価格が下落した地域数は17から20地域に増加している。
三大都市圏をみると、首都圏は東京都が前月比0.9%上昇、神奈川県は0.4%下落、千葉県は1.0%下落、埼玉県は0.2%下落。首都圏平均では0.6%上昇した。近畿圏は大阪府で0.5%下落、兵庫県で0.2%上昇、京都府で0.6%上昇。近畿平均では0.2%下落した。中部圏は愛知県が1.2%下落、静岡県は0.1%上昇、岐阜県は0.1%下落、三重県は1.0%上昇。中部圏平均では0.7%の下落となった。
地方圏では、北海道は前月比2.9%上昇し1,692万円、札幌市は2.7%上昇し1,771万円。宮城県は0.4%上昇し2,056万円、仙台市は0.5%上昇し2,108万円。仙台市では最も事例の多い青葉区で0.9%下落したものの、太白区で2.8%、宮城野区で0.6%、若林区で3.8%、泉区で0.9%それぞれ上昇し、同市の価格を押し上げた。
広島県は1.9%上昇し2,092万円、広島市は2.3%上昇し2,211万円。福岡県は1.2%上昇し2,059万円、福岡市は1.5%上昇し2,497万円。福岡市では最も事例が多い中央区で2.6%、南区で0.2%、早良区で0.1%それぞれ上昇し、同市の価格を押し上げた。
(suumoジャーナルより引用)