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記事紹介2021年01月26日

中古マンション価格、三大都市圏で上昇傾向続く

(株)東京カンテイは1月25日、2020年12月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは、全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。

それによると、全国で天候が改善した地域数は9から10地域に増加。横ばいは28から27地域に減少。悪化は10地域で変わらず。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は19から22地域に増加した。12月は前月と同様に三大都市圏で価格が上昇傾向。一方、北関東・信越・四国地方では価格が下落傾向となっている。

首都圏は東京都が前月比1.1%上昇、神奈川県は1.2%上昇。千葉県は0.5%下落、埼玉県は1.2%上昇。首都圏平均では1.0%の上昇となった。近畿圏は大阪府が1.3%上昇、兵庫県は0.4%上昇、京都府は2.2%下落。近畿圏平均では0.6%上昇した。中部圏は愛知県が0.6%上昇、静岡県は1.8%下落、岐阜県は0.6%上昇、三重県は0.8%下落。中部圏平均では0.4%上昇した。

地方圏では、北海道は前月比0.8%上昇し1,691万円、札幌市も0.8%上昇し1,773万円。札幌市では事例数最多の中央区で+3.2%と大きく上昇し、同市の価格を押し上げた。宮城県は2.6%上昇し2,117万円、仙台市は2.4%上昇し2,163万円。仙台市では5区中4区で強含み、同市の価格を押し上げた。

広島県は0.9%下落し2,087万円、広島市は0.4%下落し2,194万円。広島市では事例数が最も多い中区で0.1%、次いで事例の多い区で2.2%、安佐南区で0.4%それぞれ下落し、同市の価格を押し下げた。福岡県は0.8%下落し2,061万円、福岡市は2.0%下落し2,485万円。福岡市では事例数最多の中央区で2.9%、次いで事例の多い博多区で4.8%、東区で1.0%それぞれ下落し、同市の価格を押し下げた。

(suumoジャーナルより引用)