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記事紹介2021年05月07日

3月の中古マンション価格、全国的に上昇傾向

(株)東京カンテイはこのたび、2021年3月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。

それによると、3月は前月から引き続き三大都市圏の価格が上昇し、首都圏は1都3県、近畿圏は2府4県すべてが「晴」となった。地方中枢4都市でも強含み、北海道・宮城県・広島県・福岡県もすべて「晴」。東北・北関東・九州地方の一部では天候悪化地域が見られるものの、中古マンション価格は全国的に上昇傾向となった。

首都圏は、東京都が前月比1.4%上昇、神奈川県は0.8%上昇、千葉県は1.2%上昇、埼玉県は3.7%上昇。首都圏平均では3.3%の上昇。近畿圏は大阪府が0.6%上昇、兵庫県は0.8%上昇、京都府は1.6%上昇。郊外部は滋賀県が4.0%上昇、奈良県が0.3%上昇、和歌山県が4.5%上昇。近畿圏平均では0.8%の上昇となった。中部圏は愛知県が2.0%上昇、静岡県は0.8%上昇、岐阜県は2.5%上昇、三重県は1.0%下落。中部圏平均では1.7%の上昇。

北海道は前月比3.9%上昇し1,778万円、札幌市は3.2%上昇し1,850万円。札幌市では最も事例の多い中央区で2.1%、次いで事例の多い豊平区で1.8%、北区で3.2%それぞれ上昇し同市の価格を押し上げた。宮城県は2.0%上昇し2,155万円、仙台市は1.7%上昇し2,198万円。仙台市では事例数最多の青葉区で0.1%下落したものの、その他の4区がすべて上昇したため同市の価格が強含んだ。

広島県は1.8%上昇し2,163万円、広島市は2.2%上昇し2,280万円。広島市では事例数最多の中区で0.1%、東区で9.8%、南区で3.3%それぞれ上昇し同市の価格を押し上げた。福岡県は0.1%下落し2,095万円、福岡市は反対に0.1%上昇し2,547万円。福岡市では事例数最多の中央区で1.6%、西区で0.3%、城南区で5.5%それぞれ下落。一方、博多区では1.1%、東区では0.4%、南区では2.1%それぞれ上昇している。

(suumoジャーナルより引用)