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記事紹介2021年05月25日

家の換気、半数は「できていると思わない」

旭化成建材(株)(東京都千代田区)はこのほど、「住宅内の空気・換気に関する意識と実態」調査を行った。調査期間は2021年3月5日~3月9日。全国の30~60歳男女(同居2人以上、持家戸建居住者、持家・賃貸マンション居住者)を対象に実施。回答者数は1,752名。

それによると、今年の冬、室内で過ごしていた時最も大切に考えていたことは「室内の温度を暖かく保つこと」で26.9%。「室内の空気のきれいさ」26.2%、「室内の温度を適度に保つこと」19.0%、「電気代」16.8%と続いた。新型コロナウイルス感染拡大につながる“3密”の「密閉」を回避する手段として、室内の「換気」や「空気のきれいさ」の重要性が改めて注目されているようだ。

2003年7月以降に着工された住宅には、24時間換気システムを設置し、2時間で家の中の空気が入れ替わる量の換気をすることが義務づけられている。しかし、24時間換気が法律で義務付けられていることを「聞いたこともない」は57.6%、「聞いたことはあるが意味は知らない」11.4%と合わせて、約7割(69.0%)がよく知らないと回答した。築10年以内の住宅に住んでいる人でも、「聞いたこともない」は36.9%、「聞いたことはあるが意味は知らない」11.6%と、半数程(48.5%)は知らないようだ。

あなたの家では換気ができていると思いますか?では、「十分できていると思う」7.2%、「まあできていると思う」42.0%と、半数程(49.2%)はできていると思っている。しかし「換気ができていると思っていない」と回答した人の割合も50.8%で、特に築年数が古い人で「換気ができていると思っていない」と回答した人の割合が高い。

新型コロナウイルス感染拡大前(2020年1月~2月)と今年の冬(2021年1月~2月)の換気行動については大きな変化はなし。「定期的に窓を開けていた」という換気行動をしていた人が最も多く、今年の冬は48.4%だった。

(suumoジャーナルより引用)