記事紹介2021年02月26日
(株)東京カンテイは25日、2021年1月度「中古マンション価格天気図」を発表した。これは全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通事例価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。
それによると、1月は「晴」が14地域で横ばい。「雨」は5から2地域、「曇」は14から11地域にそれぞれ減少。「小雨」は2から6地域、「薄日」は12から14地域にそれぞれ増加。47都道府県のうち前月比価格が下落した地域数は22から19地域に減少した。
三大都市圏をみると、首都圏は東京都が前月比0.8%上昇、神奈川県は1.0%下落、千葉県は0.3%下落、埼玉県は0.5%上昇。首都圏平均では0.6%の上昇となった。近畿圏は大阪府が0.6%下落、兵庫県は1.2%上昇、京都府は±0.0%の横ばい。近畿圏平均は0.1%上昇した。中部圏は愛知県が0.3%上昇、静岡県は0.4%下落、岐阜県は0.8%上昇、三重県は1.4%下落。中部圏平均は0.3%の下落となった。
地方圏では、北海道は前月比1.4%上昇し1,714万円、札幌市は1.7%上昇し1,803万円。宮城県は2.2%下落し2,071万円、仙台市は2.4%下落し2,112万円。仙台市では事例数最多の青葉区が-3.1%、太白区が-1.0%、宮城野区が-1.8%、若林区が-0.8%、泉区が-3.5%と5区すべてが下落し、同市の価格を押し下げた。
広島県は0.7%上昇し2,101万円、広島市も0.7%上昇し2,210万円。福岡県は1.5%上昇し2,092万円、福岡市は1.6%上昇し2,526万円。福岡市では中央区で+3.7%、博多区で+2.0%と事例の集中するエリアにおいて比較的大きく価格が上昇。東区や南区でも上昇しており同市の価格は強含んだ。
(suumoジャーナルより引用)